セラピー効果のロールキャベツ

季節は「小満」

小満は日ごとに上昇する氣温に合わせて、草木などの生物が次々と生長して生い茂る頃という意味。草木の緑はくっきりと色濃くなっていきます。先月、種まきを終えたachiko米の苗。無事に育ったようで田植え時期となります。今年は遅撒きだったので1週ずれるかと思っていたら例年と同じになりました(^^♪。

管理は今のところ両親にお任せですが、毎年家族が揃って行う我が家の神事みたいなもの。苗を植えながら天地人の融合。そして対話でもあります。毎年、筋肉痛でヒーヒーいいますが幸せな時間。季節を通して注がれる天地の氣をイメージするだけで、生かされていると感じます。

梅雨の準備

雨の日に、体調が悪くなるという方も多いですよね。

重だるさでやる氣がでなかったり、食欲不振、胃もたれ、下痢や軟便、浮腫みやこわばりを感じたり。これは余分な湿氣が体に停滞しておこる症状です。

湿氣は適度に必要ですが、過剰だったり体質によっては体にダメージをあたえます。特に湿を嫌う脾胃(消化器系)のはたらきに悪影響をおよぼすといわれます。

梅雨入り前の準備も兼ねて、胃腸を労わるメニュー

ちょうど寝つけないこともあったので不眠ケアに使う食薬のナツメをチョイスして、カラダ&ココロに優しいセラピー効果のロールキャベツをつくりました。健脾と補血、利水を期待。

ポイントは・・・
  • 電磁波などの解毒と利水を期待して緑豆。
  • 香りのあるものは気巡らせて湿氣をぶっ飛ばす~芳香化湿の月桂樹と陳皮。
  • 氣血を補い、心を穏やかにするナツメ。
  • 胃腸に優しいキャベツと鶏ひき肉。消化促進に陳皮。
  • 肌寒かったので、肉餡には生姜などのスパイスをきかせ、仕上げに胡椒をふりふり。

よく噛んでたべなさ~い!といわれてたけど、なぜ?!

子供の頃、学校で習いましたか?まったく記憶がないのでここで復習です。咀嚼の必要性をまとめた用語「ひみこの歯がいい」をみてみましょう。

ひ・・・肥満の防止
み・・・味覚の発達
こ・・・言葉の発達
の・・・脳の発達
は・・・歯(口内)環境をよくする
が・・・がん予防
い・・・胃腸の保護

咀嚼することで唾液も増えて口内も潤いますね。唾液が増えると虫歯や歯周病、口臭などの予防や、嚥下障害や誤嚥性肺炎予防にとクローズアップされています。今さらですがイイことずくめ。

大・大・大先輩からの喝!養生訓

江戸時代からのベストセラー!健康指南書である「養生訓」にも唾液の大切さが書かれています。
著者の貝原益軒は江戸時代に珍しく85歳まで歯も抜けず、ぴんぴんしていた健康オタクの儒学者。病弱で短命だといわれた彼と妻が試した数々の健康法をまとめたものが養生訓なんです。長生きを実証した、大先輩からのメッセージですね~。
唾液は身体のうるおいである。血液となるものである。草木にうるおいがなければ枯れる。大切なものである。唾液は臓腑より口中に出る。吐いてはいけない。なお遠くに吐いてはいけない。体に力がいるので氣が減るからである。 ~貝原益軒 養生訓 全現代語訳 伊藤友信訳 巻第二 総論下より

噛み噛み教祖の漢方医

漢方専門の主治医は、自ら噛み噛み教の教祖だ!といいます(笑)
活舌が悪い方ではありませんよ。
耳にタコができるほど「よく噛め!」と言われます。
自分ではよく咀嚼していると思っていても
腹診しながら「つもりだな!!腹は真実を語る!」と言われるので、ぐうの音も出ません・・・(+o+)(笑)

マクロビの講座では、咀嚼は100回といわれ挑戦!。

「ありがとうございます」の言葉は10文字。それを10セットで100回。
ひと口含み、心の中でつぶやきながら指おり数えました。
集中するので、なんだか瞑想状態に(笑)100回になる前に飲み込んでしまって食材を保つのが難しかったですが、素材の甘さを強く感じます。
これが味の向こう側という境地かもしれませんね(笑)。
極端な咀嚼数かもしれませんが、せっかく食べた物が有効に体の末端にまで行き渡ることを願えば実践あるのみですよね。
まずは、だいたい一口25回~30回を目安に意識してみましょう。もちろん100回でもOK!
あなたの不調が改善されるかもしれません。胃腸が弱い方!お財布に優しい健康法です。
一緒にやりましょう!!(^-^)今日からあなたも噛み噛み教の信者です(笑)
お付き合いありがとうございました^^。
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