臘八粥~無意識な行動

毎日、朝粥生活!

土鍋でコトコト炊きながら、自分と相談しながら直感に従って具材を決める。

体調や天候に合わせるのはもちろん。「今日は・・・何が良い?」と体との対話。

今朝は無意識に・・・

ナッツと、ふとブッタに捧げたスジャータのミルク粥の話を思い出した。

瀕死のブッタがミルク粥で命を救われ、悟りを開いたという話。

 

そういえば、小学生の頃だったか・・・

デザートのレシピ本にライスプリンとミルク粥なるものを発見し、かなり衝撃を受けた。

ミルクと米と砂糖を入れて炊いた粥と、それをドーナツ型に固めたプリン。

まず、米をミルク炊くだなんて、絶対ありえへんし、

しかも砂糖で甘くするだなんて、考えられへん!!

当時の私には、「得体のしれないもの」と長年インプットされていた。

しかし、現在は、それは有り!だと思える。。。

大人になるってことなのか?!

現に今朝の粥にも、「ミルクか豆乳を入れ、甘くしようか」と思っていたほど(^◇^;)

変われば変わるものだよね~(笑)

 

閃きに従って投入した具材は

胡桃、松の実、落花生、黒胡麻、はと麦、カシューナッツ、大豆、米…。

こう見えて八種類のナッツ入り。

 

黒糖で味付けし、家人と一緒に食べた。

温かい粥と、ほんのりした甘さは、心もホッとさせてくれる。

 

 

 

 

ふと氣づいた。

そうえいば今日(1/13)って、旧暦12月8日。

 

臘月八日じゃないかっ!(@ ̄□ ̄@;)!!

 

12月の別名「臘月」といい、12月8日だから「臘八」。

中国ではこの日の朝、餅米に胡桃や落花生、小豆など八種類の具材を煮込む八宝粥(臘八粥)を食し、

五穀豊穣を祈る習わしで、ご近所同士で贈ったり、犬や豚や牛などの家畜にも食べさせたり、

しかも豊作を祈り、果樹の木の根元に臘八粥を与えるらしい。

(栄養満点だから、氣持ちはわかる!!。)

 

最近では、商品化された八宝粥があるので忙しい現代人でも氣軽に食べられるとか。

一から炊くと時間かかるしね。

 

一年の終わりといえば冬。

漢字の『終』には『冬』が使われる。

寒さは生命力が低下し、命の危機であり、人生の『終』である『死』が最も近い季節だと

師が教えてくれた。

当たり前のことだが深く刻まれた言葉で、改めて防寒の重要性と「閉蔵」という意味も理解できた。

 

果実や種子は、次代をつなぐいのち。

八種類の植物の生命力を借りて、私たちが厳しい寒さを乗り切る為の養生食。

じっくり煮込みエキスを含んだ粥は体中にゆき渡り、

糊状となった米は、体内に取り込んだ氣を漏れにくくするのでは?と、ふと思った。

 

ブッタが粥で生き長らえたということは、

最強の養生食なのかもしれない!!。

 

「臘」という意味

いのちをいただき、いのちをつなぐ。

ご先祖がいて、私がいる。

現代から次世代へ、年末から年始へ。

そんな『つなぐ』という意味が『臘』の字に込められているそうです。

 

無意識の行動とはいえ、臘八粥を作って食べていた自分にブラボーと言いたい(笑)

ブラボ~!!

小正月は、小豆粥を食べよう♬

 

 

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