マトリョーシカの養生と美容食~ビーツ

「食べる輸血」ことビーツ

急に食べたくなったのでボルシチを作りました。

ボルシチと言えば、ロシアの料理。

発祥はウクライナらしいのですが、いろんな具材を煮込んだ真っ赤なスープです。

その鮮やかな色のもとは、サトウダイコンの仲間であるビーツ。

ビーツは、ロシアのような寒冷地でも育つため、冬の長いロシアでは糖分やビタミンなどの豊富な栄養が摂れる貴重な食材です。

ところで、ビーツって?

テーブルビート、ガーデンビート、ビーツ、ルートビーツ、レットビートなどの呼び名があります。

日本には江戸時代初期に渡来。和名は火焔菜(かえんさい)と呼ばれる根菜です。

その見た目からして赤カブと勘違いしそうですが、赤カブはアブラナ科。

ビーツは、ほうれん草と同じアカザ科の植物です。

食用にするために改良し、根を巨大化させたビーツは、ほうれん草の赤根を食べると感じる土臭さと同じような味がします。

これは「大地の臭い」が語源である「ゲオシミン」と呼ばれる物質で、酢を合わせると臭みが軽減するとか。

ボルシチには酸味のあるサワークリームを添えたり、ビーツを酢漬けにするのも、その独特な香りを軽減させる食べ合わせだと知り、納得してしまいました。

因みにこのゲオシミン臭ですが、人間が最も敏感に感じる臭いだそうです。

どこで買う?

私の入手先は、近所のスーパー。長野県産の生ビーツを購入できます。

また、缶詰や真空パックにされた水煮は、大型スーパーや業務スーパーやカルディでも見かけるので調理するには楽ちんです。

先日、コロナショックで収穫したビーツの行き場を探している農家さんがいることを知りました。

取りに来てくれれば無料で下さるとのことで、なんともそそられる情報でしたが、残念なことに所在が北海道の帯広。行きたくてもいけません~(涙)。

 

 

ビーツの効能

ビーツは、そのビジュアルからも血を連想できますね。

似類補類の考えからすると「食べる輸血」と言われるのも納得です。

「奇跡の野菜」とも呼ばれ、むくみを解消、高血圧の予防、抗酸化作用による癌予防、動脈硬化の予防、腸内環境を整える・・・などといわれ、最近ではスーパーフード!と呼ばれているようです。

ビーツの糖分は、炭水化物ではないので、糖質制限されている方にもおススメ。ダイエットにも良さそうですね。(うちの旦那向けだわ)

薬膳効能でみると

五味:甘味 / 四性:平(涼) / 帰経:肺、脾胃、肝、腎

血流を改善し、経絡の通りをよくする。瘀血による関節痛・筋肉の疼痛、生理不順・生理痛、無月経のケアなどに

婦人科系のトラブルに多く用いられるようですが、打撲経験もある私向けであることは間違いないです。血行促進に黒酢を使ったピクルスを常備菜にするのもいいですね。

世界三大スープの一つ

『世界三大スープ』と聞いて何が浮かびますか?

調べてみると、

  1. 中国のふかひれスープ
  2. フランスのブイヤーベース
  3. タイのトムヤンクン
  4. ロシアのボルシチ

三大どころか、4つあるやん?!!!なして~???

特に定義はないらしいのですがまた、どこを中心にして考えるか?によるみたいです。

どこの民族もウチが一番!!

愛してやまない自国スープを一押しにしたいのも心情でしょう。

私なら三大スープに味噌汁を絶対、推します。

スープは、古代からある基本的な料理法ですよね。

複数の食材をじっくり煮込むことで、食材のもつ旨味や薬効が最大限に引き出されます。

そのエキスは妙薬であり、魔法のような力があると思います。

欧米ではカゼをひいたらチキンスープで治し、漢方薬や薬膳の始まりも肉や薬草を煮たスープ。

ボルシチも、マトリョーシカたちロシア人の健康を支えた薬膳スープなのでしょうね。

想像してみてください~。

一口飲んだスープが、冷えた身体に浸透していくようすを。。。。

重要視される色

ロシアは何かと!が重要視されています。

極寒地を生き抜く活力の色でもあり、ペチカの暖かさと家族団欒やぬくもりを感じる色でもあります。

お天気が悪かったり、梅雨や日照時間が短い日が続くと、精神的にも鬱々しがちでやる気も起こりにくいですよね。

ましてや冬が長く、深い雪で覆われ真冬は氷点下20℃以下の極寒地では命を守るのも一苦労です。

豊富な栄養素もさることながら、生命力の基盤をつくるエネルギッシュな赤色を得るためにも、

ビーツは欠かせない存在なのかもしれません。

赤は人生と向き合う力強いエネルギーを与えてくれます。

赤色の意味はこちら↓

色癒

全ての色には原色があって、その組み合わせで色味が出ています。色として256色、512色など分けられたものがありますが、光…

 

ロシア女子の美容を支えた?!

生ビーツをカットしただけで直ぐに手が染まってしまいました。

それを利用して食材の他、口紅やチークとしても活用されたそうです。

恋多き乙女?マトリョーシカの頬っぺの色は、ビーツ色なのかもしれませんね。

ロシア女子の健康と美容を支えたスーパーフード!ビーツ。

普段の食卓に取り入れるとしましょう。

次回は、ボルシチのレシピなどを紹介しますね。

 

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