春になったら植えてみよう!
昨年、そんな思いで取っておいた種。洗ってからなんのきなしにリビングのサイドボードに置いた。
そこにはポトスや原石、クラスターやらもあって違和感なく馴染んでいる。
素朴なその様が氣にいった。
氣づけばもう秋。そんなフレーズの歌があったような…?!
春の約束すら忘れ、リビングのオブジェと定着したコは、何の種だったのか思い出せない。。。
発芽力があるのか否かも分からないくらい月日が経ち…
この度、断捨離ついでにサヨナラした。
破壊と再生は一対で、日々起こっている。
自然界も私たちの心も体も同様に。
今までの自分と、これからの自分。
今までの自分を変えよう!と思っても、過去に縛られて尻込みしてしまう。
変わらない方が楽じゃん。。。
いや、変わりたい。。。
いや、私は変わる!!
でもさ…
決着のつかない綱引きを繰り返す。。。
取り巻く殻を脱ぎ捨てるためには覚悟が必要だと思う。そして揺らがぬ意志。
自らなんらかの儀式をするか、そうせざるを得ない状況下を引き寄せるか?
自らの手で選ぶか、タイミングをまつか。。。
バンジージャンプはある部族の成人の儀式。
同じように、友人の覚悟の儀式はスカイダイビングだった。
一年前の夏の終わり。
友人は飛ぶ前夜にやってきた。
過去を脱ぎ去る意志は揺るぎないものだったが、
家族との日常では横槍が入るのを懸念して、儀式の前に我が家を選んでくれた。
未来へのダイブ!!
その一端を担えたことを光栄に思い一緒に温泉で禊をし、
ワクワクとドキドキで高鳴る胸で眠れたかどうか定かではないが、
希望に輝く友人を翌朝見送った。。。
覚悟の磨き方は人それぞれだろう。
あれから一年。
再会した彼女は、その間あった二転三転四転…の出来事や氣づき、そして繰り返した数々の自問自答を話してくれた。
一年前とは明らかに彼女は変わっている。生き生きとし、以前感じていた窮屈さを感じなくなった。
あの頃は携えている翼の存在にも氣づかず、自由に舞う姿など想像さえもしていなかったのに、
今は羽ばたき舞う空をイメージしている。そして次のテーマを胸に抱き帰っていった。
ある朝
友人からもらったプルーンを食べた。
そして目前にはあのコがいた‼︎
リビングでオブジェ化していた種は一年越しでプルーンだと判明。
あの覚悟の前夜に友人がくれたプルーンだった。
種は土に植えて発芽するだけではなく、次元を超えたフィールドでそのエッセンスは活きていた…
友人の覚悟の種。
そして今年蒔いた種が、どんな実りとなるのか~♬
あなたの覚悟の磨き方は、どんなことですか?