これ、出番かしら?!
最近、どうもコシが。。。分け目が。。。白髪が。。。(・_・;)
うぅ~む、悩ましい問題だわ。
氣分転換につけてみようかしら・・・。
憧れのブロンド!!ちゃんね―に大・変・身!?
そういえば、子供の頃一緒に遊んでいたリカちゃんは、どこへいったのか?
ブラッシングしまくったり、三つ編みしたり、カットまでしちゃって(伸びないのに。。。)
散々なヘアスタイルになっていたっけ。(;一_一)
どんな物にも(特に人形は)魂が宿るといわれいる。。。
ふとアニメ映画『ホッタラケの島』を思い出した。
今さらだけど、もののけとなってしまう前に?!いや、なってるか?!
とにかく、心を込めて、ありがとうを伝えよう。
ところで、あのブロンドは、ケだけど。。。
何のけ?
異人さんのけ?
南蛮毛(なんばんげ)です。ウィッグではありません。
ビーフンでもありません。
玉米須(ぎょくべいず)ともいわれるトウモロコシのヒゲです。
長崎に400年ほど前(戦国時代から江戸時代の初期)、
南蛮人の宣教師によって持ち込まれたというトウモロコシは
そのヒゲが南蛮人の毛色に似ていることから『南蛮毛』と名がついたそうです。
因みに南蛮人は誰をさすのかというと、スペイン人やポルトガル人のこと。
同じヨーロッパ系でも、江戸時代に入ってからやって来たオランダ人やイギリス人は
赤茶色の毛色なので紅毛人(こうもうじん)と分けていたとか。
どっちにしても異人さんだけどね。
イネ科のトウモロコシ。
原産地は中南米熱帯。
普段ヒゲと呼んでいる部分は雌花の花柱。
むしり取って干したものが韓国ではお馴染みのヒゲ茶。
最近は商品化されて日本でもだいぶメジャーになってきましたよね。
私も薬膳を勉強するまでヒゲは当然捨てていましたし、ヒゲ茶さえ知りませんでした。
薬膳では梅雨時期や夏の養生、むくみケアなどで用いられますが、
欧米では古くからコーンシルクの名で利尿薬として使われていたそうです。
店頭で捨てられてる!?
トウモロコシが店頭に並ぶと、一緒に設置してある箱には外皮やヒゲは捨てられています。
南蛮毛のことを知ってからは捨てられているヒゲの方が氣になって、可能ならいただいてきます(笑)。
数年前の梅雨時期、帯広で薬膳講座をした時にお伝えしたことを覚えていてくださってか、
有難いことに、毎年農家さんがヒゲを集め、乾燥までして送ってくださいます。
届いたヒゲは、仕上げに中華鍋で炒ってから保存し、必要な時にお茶やスープなどの料理に活用。
梅雨時期は出番が多いですね。
因みに、トウモロコシの先端の焦げ茶部分のヒゲは汚れがあるので取り除き綺麗なヒゲを使っています。
捨てるところに薬効があったなんて、なんとも驚きですよね。
これを知ったら、きっとあなたも売り場でヒゲに夢中でしょう(笑)
薬膳の効能
とうもろこしのヒゲ
生薬名:玉米髭(ぎょくべいしゅ)、南蛮毛(なんばんげ)
性味 :甘/平
帰経 :肝、腎、膀胱
効能 :利水消腫、退黄、むくみ、止血
高血圧や糖尿病に。むくみ、アザができやすい人、鼻血に。
by 薬膳漢方の食材帳‥ 薬日本堂監修
*治療目的の方は専門家にご相談ください。
ほったらかした毛さえも、存在するものには意味がある!
薬膳に出会ってわかったことでしたヾ(@⌒ー⌒@)ノ。
南蛮毛を使ったスープ
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