飲み放題?!養命酒~養命酒工場見学ツアー⑤

養命酒駒ケ根工場見学、続きです。

https://yakuzen-yonayo.sign-body.net/01yomei-tabi/ 工場の場所や旅の行程はこちら。

https://yakuzen-yonayo.sign-body.net/02-yomei-tabi/ 薬膳ランチと健康の森散策はこちら。

https://yakuzen-yonayo.sign-body.net/03-yomei-tabi/ 工場潜入①見学コース内容や創製歴史はこちら。

https://yakuzen-yonayo.sign-body.net/04-yomei-tabi/ 工場潜入②原酒と巨大!生薬箪笥についてはこちら。

80分の見学コースも後半戦。

瓶詰めから梱包までの現場を見てまわりました。

残念ながら機械点検の為に稼働してなかったのですが、工場内の所々に設けられた映像で確認できました。オートメーションシステムって凄いですね。

 

 

大きい声でいえませんが。。。

実は、わたし、養命酒飲んだことありまへん!\(゜ロ\)(/ロ゜)/。

子供の頃、祖父の寝室の枕元に置いてあったのでなめてみたら、

うぇっ! マズっっ!!!!Σ( ̄□ ̄|||)最悪の印象。

シナモンとアルコールの香りが強烈だったのでしょう。そりゃそうですよね。元氣ハツラツの子供ですもの(笑)

それが年齢を重ね、事故にも遭い、漢方にもハマり、健康を考えることが増えたからか興味が湧いてきました。

毎晩、就寝前に飲んでいた祖父の常備薬。

寒冷地の故郷で400年もの間、先祖たちの暮らしを支えてきた存在だということが興味として一番大きいと感じます。

故郷から離れ、故郷をみると、知らないことばかり。漢方を勉強したことで、違った角度から故郷を知ることができました。

日本各地、その風土に合わせた養生法があるとおもいますが、いつか衣食住に医術も含めてお勉強したい!という欲求も出ています。全国行脚になっちゃいそうだけどね。

暮らしを支えた伝統薬。とても興味深いぞ!!!!

 

お待ちかね!飲み放題?!ゾーンへ

最悪の印象でしか記憶に残っていなかった養命酒。

今飲むとどう感じるのか?試飲ができると聞いて楽しみにしていました。

養命酒の姉妹商品って色々あるのですね。並べられたラインナップ。

とりあえず全種類、飲むでしょ!(笑)

「ハーブの恵み」はスーパーでもみかけますが飲むのは初めて。

そして、気になる定番の養命酒は???

恐る恐る試飲してみると・・・あ、結構イケる!!

ぶわーっっと広がるアルコールとシナモンの香りで好き嫌いが分かれるところですが、

水割りにしたり、少し冷やした方が飲みやすかったです。ぬるいとちょっと。。。

養命酒飲んで20年、美声のガイドさんから教えてもらった飲み方ですが、

冷やすのは薬としてはどうかと思うけど、キンキンに冷やさなければ、まだ良いのかな?!

(冷やして飲むと恩師には怒られそうだけど。。。)

ドライバー用にはノンアルコールの試飲がありましたが、

種類が少ないので、自家用車の友人に少々気兼ねが。。。といいつつ

全種類!試飲したけどね。

特に、口に合ったのが高麗人酒(写真右↓)。ロックで飲んだら美味かった!疲れてたのかなぁ。(笑)

中央にある↑フルーツ系のお酒は、アルコール度が低いので、およそジュースです(笑)。

テイスティングゾーンで見学は終了。

ほろ酔い?まではいかないとして、タダ酒飲んでいい気分~(笑)。

さらに、健康グミや栄養ドリンク、味噌などのお土産までいただいちゃってビックリです。

見学費用も無し、タダ酒にお土産付き。なんて太っ腹なんでしょうか!!

 

これで80分コースは終了です。

オプション講座

出身校の名をかざしたので(笑)快諾してくださったのか?!

ご厚意で、30分ほどのオプション講座をしていただきました。

こんな機会でもないと知りえないお話ばかりでマニアック熱が沸騰!!

ざっとご紹介しましょう。

 

  • 1590年、信州・伊那。雪中に行き倒れていた旅人を救ったのが塩沢家当主、塩沢宗閑翁。その恩返しに薬酒の製法を伝え去った~と語り継がれる養命酒創製のエピソード。(健康の森内に銅像有り。)
  • 1602年(江戸幕府の始まる1年前)製造開始。養命酒の名の由来は、漢方医学のバイブルである古代中国薬物書『神農本草経』の中で分類される上品(無毒で長期間服用してもよいとされる)「養命薬」でつくられたから。
  • 創製時は戦国時代後期。当時、農夫が兵士を兼ねていた。彼らが病んでいた風土病や農夫病(冷え、肩こり、腰痛、しびれ、関節痛、夜間頻尿など)を治す薬が養命酒だった。医術が行き渡らない山村の人々に重宝されていた。
  • 1603年、徳川幕府へ献上。「天下御免万病養命酒」の免許を受け、飛龍印の使用を許された。(日本最初の商標のひとつ)
  • 製法は一子相伝の秘法。
  • 1813年。尾張藩主、徳川斉朝に製法や内容を教えてほしいといわれた。聞いた話しをメモする程度なら良いとし、尾張藩にそのメモが残されてた。現在は、養命酒渋谷本社に保管されているらしい。
  • 忠臣蔵47人の一人に、祖母が伊那出身者がいた。江戸潜伏中に養命酒を飲んで健康管理をしていた赤穂浪士がいた。(信州風土記より)
  • 「人々の健康長寿に貢献したい!」。大正時代以降、全国で販売。
  • 1940年(昭和15年)全生産量の30%を輸出。
  • 山本五十六海軍大将が養命酒を愛飲。ロンドン海軍軍縮会議に持ち込んだことで国外に知られた。
  • 養命酒創製者の塩沢家の四男、塩沢幸一海軍大将は、同期の山本五十六らに「おい!養命酒」と呼ばれていた。
  • 400年もの間。時代に合わせ変えたという原酒や配合についての秘話。生薬の配合は1979年から現在の14種類となっている。泡盛が原酒の頃もあった。
  • 現在、若い人たちに飲んでほしい!と、数々のタイアップ企画を展開。『ゴルゴ13』や『パパブブレ』とコラボなど。

・養命酒歴史→https://www.yomeishu.co.jp/sp/health/beginning/

 

養命酒キャンディ食べてみたかったなぁ。。。

もう~!!マニアにはたまらない話ばかりで、あっという間に16時半。

閉館30分前だよ~(゚Д゚;)

 

 

 

 

過去のタイアップ、キャンペーン商品

特大ビンのあるフロントに戻り、急いで歴代の瓶をみたり記念撮影をしました。

オプション講座の前に早退した友人もいたので、残念ながら全員で撮れず悔いが残ります。

 

18時発のバスを見送り、帰路へ

駒ケ根バスターミナルで友人たちを見送り、帰路に着きました。

家に着くまでが遠足だからね~(笑)。アッという間の弾丸ツアーは駆け足で忙しかったけど、大大大満足。

詰め込み過ぎたかな・・・とも思いつつ、どこかにインプットされた記憶は徐々に吸収され、消化されることでしょう。

ぼぉ~っと諏訪湖を見ながら、そんなことを考えていました。

先祖の常備薬だった養命酒。今度飲んでみようかな。。。

大自然の中、深呼吸して、歩いて、食べて、飲んで、笑って、学んで・・・と

五感・六感で楽しめたヒーリングツアーでした。

お世話になった、養命酒駒ケ根工場の皆様に感謝感謝です。

お心遣い、ありがとうございました。

 

駒ケ根には、大自然に温泉にと見どころがたくさん。

中央アルプスには、「千枚の畳を敷いたくらいの広さ」があると由来される千畳敷(せんじょうじき)カールが有名です。

約2万年前の氷河期の氷で削り取られたというお椀型の地形には、

6月に一斉に芽吹き、7~8月には高山植物が一面に咲き広がるお花畑はインスタ映え間違いなし!?

これからの夏や秋は、トレッキングやハイキングが楽しめますね。

次回は、ゆっくり宿泊して駒ケ根を堪能したいと思います。

どうぞ南信州に、お出掛けくださいね。養命酒駒ケ根工場見学も忘れずに~(*”▽”)。

 駒ケ根ガイド→ http://www.kankou-komagane.com/

 

★養命酒見学ツアーの旅記。長々とお付き合いありがとうございました。

旅のご予約はこちら



スポンサーリンク