それは、イ○です!ヨクイニンです!
数年前から急に話題になったヨクイニン。CMでお馴染みですよね。
ヨクイニンはハトムギのことですが、CMのとおり昔からイボ取りに用いられてきました。
なので、今さら?って思う方も多いかもしれませんね。
ハトムギといえば、ハトムギ茶。
特に夏や梅雨時期は、暑さと湿氣などでダメージを受けやすい胃腸をととのえて
体内にこもる熱の解消と除湿にハトムギ茶が効果的。夏の定番な理由ですねヽ(^o^)丿
ハトムギも生薬です。
生薬名:薏苡仁 (ヨクイニン) / 薬用部:種皮をむいた成熟種子。
- イネ科。東南アジア原産の一年草。
- 母種はジュズダマ。(噛むと粘って歯にくっつく殻の薄いものが薏苡で、丸くて殻が堅いものはジュズダマ。数珠を作る材料だった。)
- 6~7月頃、葉の間から花穂をだし楕円形で淡褐色の実を結ぶ。9~10月に刈りとり、殻を手で剥いてから日干しする。
- 江戸時代以降に栽培が始まったといわれ、朝鮮半島経由で伝来したらしい。
- ハトムギの名は明治から、それ以前は「ツシタマ」、「シロクムギ」、「チョウセンムギ」「トウムギ」または、漢名「薏苡(よくい)」と呼ばれた。
- 鳩がハトムギの実を夢中でついばむことから鳩麦。和名のハトムギの語源説もあり。
- 『神農本草経』には養命薬として上品に列し、「補虚(強壮)益氣(元氣をつける)、軽身(若者の様に身が軽く)」に効用あり。
- 学名の「coix lacryma-jobi(コイクス ラクリマ ヨビ―)」は ラテン語で「ヨブの涙」意。「モーゼの涙」「キリストの涙」ともいわれる。ロザリオ制作にジュズダマを用いたから名がついたのか?
効能
涼性で甘淡味。帰経は肺・脾・腎。利水滲湿、除痺、清熱排膿、健脾止瀉。
- 消化器系のはたらきを助け、水分や血液代謝を促進。
- 尿を出やすくし浮腫みを解消。体内の老廃物の排出、解毒作用。便秘や下痢の解消。
- 肌荒れやシミ、そばかすの肌トラブルに効果が期待。
- 禁忌:妊婦中。(異物を排出するはたらきが強いので妊娠中は避けたほうが良いとのこと。)
- 便秘、頻尿、冷えやすい方は控えめにする。 ~薬膳/漢方食材&食べ合わせ帖 西東社 など~
ハトムギの特徴は、体を補いながら余分な水分を排出してくれるところ。
私の体質には嬉しい効能なので欠かせません。
お茶以外では、お米と混ぜて炊いたり、下茹でしてサラダやスープのトッピングなどにして活用しています。
ハトムギと大和真菜の粥(花粉の鼻水対策に)
地味な植物園で観察
撮影したのは11月。
どこを見渡しても派手な色はなくて地味な園内ですが、種子を観るにはいい時期でした。
まだまだ謎や知らないことが多いので今年の秋も観に行こうと思います。
ハトムギの開花???段階↓
ハトムギの果実↓
白い状態はどの段階なのか謎。白から茶色になるのか?茶色の方がフレッシュ感があるので、乾燥がすすむと白くなるのか?
「ハトムギの果実はやわらかで指や爪で押しつぶせる・・・」と何かで読んだことがあったので検証。
やってみると簡単につぶれて白い粉状になったので、ちょっと興奮しちゃいました。
マニアックですいません(笑)
なんだか可愛い(^-^)
ハトムギ茶には、皮付のままを使うようです。
ハトムギとハトムギ粉
美容に
ハトムギ粉は、きな粉やスリ胡麻と一緒にホットミルクに混ぜて飲んだり、
パンやお菓子、チヂミなどの料理に使うことが多いのですが、
時々ハトムギ粉と蜂蜜を混ぜてフェイスパックとしても使います。
ザラザラして肌にあたると刺激があるので、こすらずにそーっと顔に肌にのせて、そのまましばらくおいて洗い流すだけ。
また、粒のままお酒に漬けたハトムギ酒はもちろん料理にも使うのですが、薄めて化粧水に使ったりと外用にも使えます。
ハトムギ石鹸や化粧水などの製品が多いのは、昔から美容効果が認められていたということですよね。
今さらながら、見直してみると発見があるのでした。
ということで、イボとり効果を検証してみます!
次回に、つづきますね。