ユスラウメと漢字 ~桜②

小学生の頃、自主的に設けた係に就いて、週一回発表する時間がありました。

当時の私は象形文字などにハマっていたので「漢字の成り立ち係 」なるものに就き、

あらかじめ調べた文字を黒板に書いて出題し、クイズ形式で回答してもらうといった遊びながらのお勉強タイム。

その名残りなのか!?

今でもものの意味やイメージを膨らませる時に漢字の成り立ちからヒントを得ることが好き。

「漢方は漢字の勉強でもある」とおっしゃった師の言葉を思い出しますが、

漢方の世界にハマるキッカケは小学生の頃の布石では?とも思えます。(≧◇≦)

いろいろ繋がっていますね。

今回も桜のネタ第2弾。いつものように漢字の成り立ちも調べてみました。

 

 

 

 

サクラの旧字は「櫻」です。

「櫻は、「木」へん +「嬰」という造字。

いみをしめす木と、音をしめす嬰(エイ→オウ、小さい)小さい実がなる木の意味。

また、「嬰」の造りは「二つの貝+女 」

貝の首飾りを巻く女性をあらわし、取り巻く意も含むことから、櫻は花が木を取り巻いて咲く木を意味する。

もともと、「櫻」は、ユスラウメを指す字で首飾りの玉のような果実が実る桜桃の意で

ユスラウメの実が実っているさまが、首飾りを付けている女性に見立ててできた字のようです。

(国立国会図書館サーチより→https://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000082442-00

 

ここで、疑問!ユスラウメって?

ユスラウメの漢字表記は「山桜桃梅」や「山桜桃」

この表記でこう読むのかも不思議ですが、並んだ字をみると梅も桜も桃もバラ科やん~。

果実は赤くサクランボに似た味で、甘さと酸味は少なくて薄っすらした味らしいです。

市販のサクランボとは違い品種改良などしていない原種?のような素朴で自然な味かな…???

薄っすらした味なら、けっして美味しいとは言えないかも(笑)

そんなことを考えながら、

久しぶりに薬用植物園に行きました。

東京薬科大学の薬用植物園へ。

カタクリの花も終わり、葉桜だったので花を目当てとしたら見どころの少ない園内でしたが、個人的には十分マニアックに楽しめました。

普段見なれない、月桂樹やアケビ、バンランコン、温室にはバナナなどの開花にも遭遇できて収穫ありありです。

嬉しいのは貸切状態(笑)ゆっくり撮影できるし、スタッフの方に質問までできちゃう贅沢な時間なのです。

2時間程散策し、帰ろうとしてボーっと歩いていたら・・・

(@ ̄□ ̄@;)!! (@ ̄□ ̄@;)!!

発見しました!!ユスラウメ。

驚いて、二度見しましたぞ!!

今までどこに目をつけていたのでしょうか?!(;^ω^)

(観ずらくて、ご勘弁)

これは赤い実のなる頃に観察せねば~!!

しかし我ながら、引き寄せ力が凄いわ♪。

疑問の答えやヒントって意外と目の前に在るんですよね。

求めれば与えるという言葉にように、疑問をもつことが大事なのかもね。

今回も、自分にブラボーといいました♪。

 

 

「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、
門をたたく者には開かれる。」 
マタイによる福音書7章7節~8節

http://www.eonet.ne.jp/~church/hibikumikotobaNT.html

 

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