断食宣言を瞬殺させた?!うーめん

カラっとした晴天が恋しくなってきました。

梅雨の養生のポイントは除湿。

生活環境でも体内においてもいえることですが、体内の除湿には「脾胃」の消化器系を労わることが肝心です。

梅雨の養生はこちら→https://yakuzen-yonayo.sign-body.net/rainyseason/

先日、友人からの帰省土産で宮城県の特産品「白石温麺」をいただきました。

温麺と書いて「うーめん」と読むらしい。( ..)φメモメモ (美味いから?うーめん?( ̄▽ ̄)

初体験です~♬

9㎝の短い素麺を束ねてあります。素麺といえばツルツルっと吸うのど越しがたまりません!

麺好きとしては麺が短いとなると吸えない?!少々抵抗が・・・(・。・;)

しか~し温麺の由来を知ると納得。

そもそも素麺ののど越しを楽しんでいるときは、しっかり咀嚼できているのか??ふと疑問にもなりました(;^ω^)。

咀嚼の必要性についてはこちら→https://yakuzen-yonayo.sign-body.net/rorukyabetu/

こちらは梅雨の薬膳としても良さそうですよ~。

 

白石温麺の由来~胃痛の養生食として

白石温麺(しろいしうーめん)由来

今から四百年ほど前、伊達藩白石城下に鈴木味右衛門という人がおりました。
父が胃を病んで床に伏し何日も絶食しなければなりませんでした。親思いの味右衛門は大変心配して、何か良い食餌療法はないかと八方手を尽くしたところ、たまたま旅の僧から油を一切使わない麺の製法を耳にし、これを作って温め父に勧めたところ、胃病は日ならずして快方に向かい、やがて全快したということです。
油を使わないで作る麺は胃にやさしく消化も良いので回復を早めたのでしょう。

白石城の片倉小十郎公は、前記の孝行話の「温かい思いやりの心」を称え、その麺を「温麺(うーめん)」と名付け、地場産品として奨励しました。
この油を使わない伝統的製法は、その後秋田県稲川町に伝わり稲庭うどんとなったとも言われております。

~(株)きちみ製麺 白石温麺由来より抜粋~ https://www.tsurigane.com/

  通常の素麺は食物油を使って麺を延すそうですが温麺は不使用保存料や添加物も不使用とのこと

 

ここで確認!宮城県の仙南地方白石ってどの辺?

 

地理が苦手な私向けですが(笑)↓リボンがついているところが白石市です。

 

 

 

 

郷土料理の「おくずかけ(お葛かけ)」

友人のおふくろの味だという、温麺を使った仙南地方の郷土料理「おくずかけ(お葛かけ)」。

醤油味のとろみのある汁で野菜と温麺を煮込んだ料理は、盆や彼岸などの仏事にはずんだ餅とセットで登場する!という欠かせない一品だそうです。僧侶から製法伝授されたということなので精進料理なのでしょうね。

レシピを教えてもらったので作ってみました♪。

干し椎茸などの出汁でじゃが芋や里芋、ニンジン、ゴボウ、こんにゃく、お揚げ、豆腐、豆麩、ささげなどの旬の野菜を煮る。茹でた温麺を加え、醤油と塩で味をつけ片栗粉でとろみをつけ仕上げる。温麺は具材と一緒に煮込まなくても良い。

イメージはけんちん汁に麺をいれた感じですかね。

急な思いつきだったのでレシピの材料が揃わず有るもので作ってみました。

ポイントは豆!。

 

胃痛の養生食とのことなので、すいとんのように軟らかくなる麺なのか?と思っていましたが、思ったよりコシのある麺で驚きました。

どうやらきちみ製麺さんの白石温麺には、麺の種類が「金印、銀印、手延」とあるようで今回、金印をいただいたからコシがあったのでしょうか?。全種類食べ比べたいと欲求が・(●^o^●)

「断食する!」と宣言していた夫はペロッと完食。宣言を瞬殺させる美味さの、う~めんです(笑)

 

食した感想は

  • 美味しい!!
  • とにかく軽い!という印象
  • 短い麺なのでのど越しが軽く食べやすい
  • コシがあって食べ応えもある
  • 素朴な麺の味が、出汁や具材の邪魔をしない
  • 優しい味つけのスープと相性が良さそう
  • 雪平鍋などで手軽に茹でやすい
  • 短時間でつくれる
  • サラダや和え物にも使えそう

 

離乳食から介護食、養生食としても幅広く愛されるのが分かりました。

旬の野菜を使ったり、具材を細かくカットしたり、茹で時間も体調に合わせ加減しても良さそうですね。

雨の日のランチは、乾燥人参の香りと七味唐辛子で身体に侵入しようとする湿邪を蹴散らし、利水と解毒のお豆も加えた薬膳ランチとなりました。温麺おいしゅうございましたヾ(@⌒ー⌒@)ノ。ごちそうさま♪。

いつか丁寧につくられる温麺工場や本番のお味を体験してみたいですね。アンテナショップもチェックしてみよう~。お店で見かけたら是非お試しください~。

 

農林水産省HP、宮城県仙南への旅と「お葛かけレシピ」→https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1409/spe2_02.html

 

3種食べ比べできるなんて(;”∀”)ブラボー!!ご購入はこちら。


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