最近、ハマっている古典がありまして。。。
分からないながらもカジリついております(;^ω^)
今さらですが、漢文をスラスラ読みたい!なんて欲求が湧いたりして(笑)
高校基礎漢和辞典を引っ張り出しては「漢文の読み方」なるコーナーをがん見。
もっとお勉強しておけばよかったと後悔してます。。。(;^ω^)
国宝!医心方
現存する日本最古の医学全書といわれる『医心方』。
作者はご存知!
今は亡き俳優の丹波哲郎さんのご先祖(哲郎さんは直系の子孫なんですって)、
平安期の宮廷医、鍼灸博士の丹波康頼(たんばやすより)(912~995)です。
医心方は、有史以来9世紀までの漢訳された医書を集めて編纂し、984年に朝廷に献上。
その出典は医書、本草書、養生書、鍼灸、陰陽道、仏教、道教、儒教、司書、易経、天文、占相、婆羅門の秘方など二百数十文献に及び、地理的領域は中国含む全アジアやヨーロッパ、アフリカ産の薬剤も登場。
古代文化の交流もみえてくる世界的にも貴重な資料集ともいわれる、全30巻の古文書です。
心と体に関する、あらゆることが書かれています。
巻二十九「中毒編」の冒頭には
「病氣になる原因はおよそが口から」となんとも衝撃的な一文(@ ̄□ ̄@;)!!
現代にも通じる食の戒めネタがずらり(ー_ー)!!
めっさ、おじじいに怒られてる感になります・・・(笑)
巻二十九、中毒編には
食事の摂り方から始まり、季節に適した食事と禁忌、月別の禁忌食品、夜食べてはいけないもの、食べ過ぎの戒め、食べ合わせ、食中毒の解毒法、酒酔いの解毒法、酒に酔わなくする方法、骨が喉につかえた時の対処、誤って針や釣り針を飲み込んだとき、等々・・・。
永遠性の石薬
当時、枯れてしまう草木を原料とする薬よりも、永遠性がある玉石や鉱物を原料とした石薬は
不老長寿の妙薬と考えられていたそうです。
貴族などの限られた人しか服石できないもので、死に至ったり副作用に苦しむ人も多かったとか。
今でいう水銀やヒ素などの劇薬のことらしいです(゚Д゚;)
近年、遺跡発掘しで発見された貴族の遺体を科学調査したところ水銀などの毒まみれだったとか。
服石とは別に、宮中の権力争いでは食中毒にみせかけて毒殺ってのも頻繁だったようですし、
口から入るものにはリスクがつきもので、その対処法に医師は頭を悩ませていたということですね。
飲食は、死と隣り合わせって複雑な感じもします。
そもそもは生きる為に食べるのにね。。。
しかし食べ物に毒混ぜるのってホント止めてほしいわ!!
先日観た、ムエタイの日本選手が出演した番組で、
試合前に下剤とかを敵にもられるので自分が持参したもの以外は口にしない!と話してたっけ。。。
夜食禁
現代の生活習慣病予防や食育などでよく耳にするようになった、一日の食事の配分(夕飯は軽めに)についても書かれています。
養生要集より
・「陰の時間である夜は身体を休ませる時間であるから、軽めの食事で刺激物などは控える…」
・「夜の食事はいつでも腹いっぱい食べないようにすると病氣にかからない。養生のうちでも特に大切である」
・「夜、満腹しきってしまうほど食べてはいけない。脾は休むことができず、消化されないためにあらゆる病氣の原因となる。よく理解して慎まねばならない。」
~出典:筑摩書房「医心方」巻29中毒編より~
先人たちからの喝!に納得しつつも、実際のところ三食の比重は夕飯ががっつりでして(・_・;)
そして熟読した矢先に、遅めの時間に焼肉を食べ過ぎてしまいました。。。
しばし解毒週間!?
翌日、さすがにお肉は食べたくなくて、もやし、大根、こんにゃく、海藻などを使った粗食にしました。
米と大根と椎茸をサンドして炊いた大根飯。
仕上げに理氣の大葉をトッピング。香りものはアロマオイルと同様にストレス発散と消化促進~♬
大根が透明なので分かりにくいですが、一緒に混ざっています↓
戦時中を体験したオトンに大根飯だなんては嫌がれそうだけど、
初めての大根飯は新鮮で、干し椎茸の香りがしみこみ美味でした(^◇^)。
◆椎茸:甘/平・肝胃
氣血の流れをよくする。胃腸のはたらきを改善し元氣をつける。解毒作用。
胃の消化力が落ちている時、胃もたれ、ゲップのときによい。免疫力アップ!!
♥レシピはこちら↓
https://yakuzen-yonayo.sign-body.net/daion001/
飽食の時代
いろんな意味で『節制』はテーマですね。。。氣をつけます!!
ぎゃ~耳が痛い!!!