冬の養生

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冬は、立冬から立春(2/4頃)までの3ヶ月間にあたります。

冬の3ヶ月を『閉蔵(へいぞう)』といい、閉蔵とは、万物が戸を閉ざして陽気を潜伏させることをいいます。草木は枯れ始め、虫たちは地下に潜り、あらゆるものの生命活動が内に籠る時期。人類も自然界に生きるものとして身体を休ませる時期に入ります。

春の芽吹く時期まで、気を熟成させるようなモードが理想です。

また、寒さが厳しくなるとともに私達の身体にも様々な不調が出やすくなります。

暖房をつけて厚着をするだけでは不十分。冬の養生ポイントを意識して、上手に寒さを乗り切りましょう。

五臓では『腎』を養う季節

『腎』は根本的な生命力の源です。腎のエネルギーが充実していれば、生命力が強まり冬の寒さにも適応することができます。 

●寒邪の性質

①寒は陰邪で、陽気を傷つけやすい。

悪寒、悪風、発熱、背中・腹部・足腰の冷え、下痢など

​②凝滞性により、気血の流れを渋滞させ痛みがあらわれる。『不通則痛』

頭痛、胸痛、体痛、四肢痛、関節の鈍痛、足腰の痛みなど

③収引性により、筋肉や経脈や関節などのこわばり、痙攣で気管支炎、高血圧、心脳血管疾患などの発病率が高くなる。

長期にわたり寒邪を受け続けると、体内の臓器機能が失調し、陽気不足で内寒証になる。

内寒証は寒邪をうけやすくなる。冷え性対策は夏からケア!

食事はどうする?

・辛味を摂る。

邪気を発散し、温性により寒邪をとり除き、血流をよくする。

生姜、葱、紫蘇、ニンニク、ニラ、香辛料(山椒、唐辛子、胡椒など)酒など

・鹹味を摂る。

ミネラル、塩分。昆布、海藻など

・温める。

寒邪を取り除く。補陽。

もち米、玉葱、鶏肉、羊肉、栗、ヨモギ、黒砂糖、黒酢、杜仲

くるみ、葱、エビ、鮭、ナマコ、ニラ、ニンニク、生姜、紫蘇、唐辛子、八角、胡椒、

小茴香、山椒、花椒、シナモン、

・補気補血する(春の為にエネルギー補給する)養血

レバー、豚肉、豚足、牛肉、鶏肉、牛乳、卵、牡蠣、うなぎ、烏賊、人参、ほうれん草、胡桃、落花生、黒ごま、黒豆、葡萄、林檎、桃、ライチ、さくらんぼ、ハチミツ、黒木耳、棗など

・養腎滋陰

黒米、山芋、百合根、黒白木耳、ごま、枸杞子、松の実、牛乳、豚肉、卵、すっぽん、うなぎ、牡蠣、昆布、海藻、黒木耳、黒豆、カニ、烏賊、エビ、アワビ、ホタテ、ひまわりの種など

・潤燥

玄米、レンコン、大根、白菜、きゅうり、トマト、冬瓜、椎茸、豆腐、豆乳、アスパラガス、セロリ、鴨肉、牛乳、牡蠣、ハマグリ、クラゲ、烏賊、うなぎ、レモン、バナナ、柿、いちじく、いちご、キウイ、葡萄、みかん、梨、落花生、杏仁、松の実、くるみ、ごま、ごま油、砂糖、氷砂糖、ハチミツ、黒白木耳、お茶、百合根、蓮の実、枸杞子など

◆冬場も乾燥対策を

大氣と暖房器具の影響もあり乾燥しています。寒いと運動量も減るため便秘がちに。

内外ともに、乾燥対策も心がけましょう。

●燥邪の特性

①乾燥性をもち、口、鼻から侵入。津液が損傷されやすく、口や鼻の乾燥、鼻血、のどの乾き、皮膚、唇、髪の乾燥、便秘などの症状がみられる。

②肺を侵しやすくなります。空咳、痰少、血痰、喘息、胸痛などがあらわれる。

肺はデリケートで、潤いを好み、乾燥を嫌う特徴がある。

燥邪の乾燥性により津液を消耗し、肺陰を傷める。

★ケア (滋陰、補血、潤燥食材で潤いを与えて、ケアしましょう)

津液を生じ、熱をとり、乾燥を潤す。肺を滋養して乾燥を潤し、咳を止める。